先日、初めてクローバ PAGEをご利用される方から、何のサービスかよくわからなかったとご意見をいただくことがありました。聞いたら、ホームページのサービスかと思ったらトップページにいろんな人のブログが出てきて変だったと。クローバ PAGEではログインすると、トップページにフォローしたプロジェクトの新着記事や、おすすめの記事が表示されるようになっています。「みんなのページ」でも日々更新されるおすすめのプロジェクトや記事が見られます。ホームページを作るサービスで、ユーザーのサイトをここまで紹介しているものはないんじゃないかと思います。
一方で、時には思いもかけない方から、「クローバで誰々さんのあの記事を見たよ」といってもらえることもあります。ホームページで「SNSのようにつながる」というところは、このサービスの核といえるくらい大事にしているので、ユーザーが一生懸命作ったコンテンツを必要としている人に届けられたなら、とても喜ばしいことです。ご利用のみなさまは、ぜひ気に入ったページをフォローしていただけたらと思います。
とはいえ、クローバ PAGEでサイトを運営されているみなさまは、あくまでも何らかの活動のためにサイトを公開して、その集客の手段のひとつとして、記事を書かれていることでしょう。ブログで収入を得ようとしているのであれば、ひとつひとつの記事に時間と思考を費やすモチベーションも湧きますが、メインの活動の片手間で記事を書くとなると、告知やイベントの開催報告しか書くことがないこともあるでしょう。そのような記事はどうしても、多くの人に紹介しておすすめすることは難しくなります(もちろんあなたからの告知を必要としている人もいらっしゃいます。そういう方にはぜひ「フォロー」してもらってください)。そこで記事を投稿するときに少しだけ、気に留めてもらいたいポイントを挙げてみます。
みなさんは全員、ある分野の活動の専門家です。地域のイベントを運営しているのであれば、その地域の専門家ですし、バレエの教室のサイトを運営しているのであれば、バレエの専門家です。専門家として、専門的な知識を書くことで、一般の人にとっては興味深い記事になります。本を読んで知らない世界のことがわかるって楽しいですよね。すべてを専門的な内容にする必要はありません。日々の活動報告の中に少しだけでいいので、読んでいる人がへえ、って思えるようなことを書いてみましょう。
あなたはこの世の中にひとりだけしかいません。だから、あなた自身のことを書いた記事はどうやっても他の人が真似をすることのできない、特別なものになります。何も半生を語る必要はありません。あなたがどんな思いを込めてこの活動をやっているか、なぜやっているか、どんな経験からやっているかを書くだけで、ただの活動報告がストーリーとして成立し、よりわかりやすく、共感を得られるものになるでしょう(だから僕はこの記事に、クローバ PAGEで大切にしていることを書きました)。
SNSには毎日とんでもない数の記事がシェアされています。それらの中から読む記事を選ぶ基準はなんでしょうか。記事と、画像です。「○月○日の活動報告」というタイトルの記事を誰が読むでしょうか。こういうタイトルの記事は検索で上位表示されることもありません。誰もクリックしないからです。特に日付は、日付に特別な意味がない限り入れないほうがいいです。サッカー教室の活動報告なら、「小学生でもできる無回転シュートをやってみました」みたいに、具体的な内容のわかるタイトルかつ、フックがあって読んでみたいと思わせるワードを選ぶべきです。特別な、とっておきのタイトルをつけましょう(釣りタイトルといって、読んでみたらぜんぜん違う内容だったみたいなのはぜったい駄目です)。
この3つを意識してもらうだけで、記事がぐっと面白くなるはずです。ライティングのコツについては、またリアルイベントができるようになれば、いろんな人とお話してみたいですね。